デザインテクノロジーの最前線 - 桐山孝司

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2014.02.14拡張現実の進展

一年ほど前のことだが、ドミノ・ピザのキャンペーンで初音ミクとコラボレーションしたアプリはAR(Augmented Reality, 拡張現実)の応用として印象的だった。スマートフォンを通してピザの箱...

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2014.01.31世界ファブラボ会議

2013年8月に横浜で第9回世界ファブラボ会議が開かれた。ファブラボ(FabLab)はMITビッツ・アンド・アトムズ・センターのニール・ガーシェンフェルド所長が中心となって推進している、市民レベルのも...

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2013.09.19メイカー・フェアとオープンフレームワークス開発者会議

今年8月に山口市でヤマグチ・ミニ・メイカー・フェアが開かれた。メイカー・フェアは技術を使った工作や手芸の展示会で、レーザーカッターで切り出したベニヤで躯体を作った移動ロボットやLEDをフェルトに埋め...

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2013.08.23YCAMが発信するLIFE by MEDIA

今年、山口情報芸術センター(YCAM)が10周年記念祭を開いている。全体のテーマは「アート、環境、ライフ」で、このテーマの下にメディアによるこれからの生き方/暮らし方の提案を公募したのが「LIFE b...

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2013.07.29カラーハンティング展

藤原大ディレクション「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」が21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)で開かれている。空の色、生物の色、水が出す色など自然のものから...

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2013.06.04イマジネーションの拡張

The Centrifuge Brain Project(遠心脳プロジェクト)は、遠心力が脳を刺激するという考えに取り憑かれたエンジニアが、生涯をかけて究極の遊園地の乗り物を開発するという映像ドキュメ...

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2013.05.09徳島LEDアートフェスティバルの活況

先日、徳島LEDアートフェスティバル2013に行く機会があった。徳島市の中心にある公園や橋、商店街などに分散する形で、LEDを使った約40点の作品が展示されている。屋外の作品が多く、公園や街を散歩する...

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2013.03.28「デザインあ」展に見る観察への興味

21_21 DESIGN SIGHT(東京・六本木)で佐藤卓ディレクションの「デザインあ」展が開かれている。もともとNHK Eテレの番組「デザインあ」を発展させた展示なので子供の来場者も多い。受付を...

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2013.02.25ジェスチャー入力の進歩

2011年には全身の動きを3Dデータで取り込むことが、マイクロソフトのKinectによって急速に広まった。そして2013年には手の動きを3Dデータで取り込むことが広まるかもしれない。リープ・モーション...

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2013.01.21社会的な視線

数年前のことになるが、映画のアバターの予告を見たとき、青い皮膚とライオンのような黄色い目をしたアバターの顔をとても不気味に感じた。しかし実際の映画では、その異様な顔からも我々が表情を読みとって感情移入...

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2012.12.05グループのためのペルソナ

デザインのためのペルソナは、仮想的な人物像を想定して、仕事や生活の目標、興味、行動などを記述したものである。現実に行動する様子を思い浮かべることができるように、ペルソナには名前や顔写真なども含めて人間...

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2012.10.02スタジオ・ムンバイの実践

先日、乃木坂のギャラリー・間でスタジオ・ムンバイの展示を見る機会があった。スタジオ・ムンバイはインドの建築家ビジョイ・ジェイン氏が運営するグループで、120人ほどの建築家や大工、石工などの職人を抱えて...

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2012.09.10ゲームエンジンの役割

最近、スマートフォンやiPadで動くゲームにも、映画かと思うほど高精細なグラフィクスを使ったものが出てきた。iPad向けではインフィニティ・ブレードというアクションRPGが有名だが、鈍く光る鎧の質感や...

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2012.08.01ホックニーのリバース・エンジニアリング

デイヴィッド・ホックニーは75歳の現在でも絵を描いている画家だが、10年ほど前にしばらく研究に没頭していた時期があった。彼は最初、19世紀前半のアングルの肖像画が驚くほど精密なのを見て、どうやって描い...

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2012.06.28タッチインタフェースの進化

タブレットコンピュータやスマートフォンの広がりとともに、ディスプレイに指で触れるタッチ型のインタフェースが急速に増えた。マルチタッチで画面をピンチして拡大するような動作はマウスにはなかったが、いつのま...

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2012.05.24アングリーバードのフランチャイズ

スマートフォン向けパズルゲームのアングリーバード(angry birds)が、この5月に総ダウンロード回数で10億回を超えたそうである。アングリーバードはスリングショットで鳥を飛ばして建物を崩し、中に...

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2012.04.24音声入力インタフェースと言葉

先月のことになるが、佐藤哲至さんの「論理虫の標本箱」という展示を見る機会があった。大きな画面に色や形の違う1000個の虫がいて、その虫たちに音声でコマンドを投げかけることができる。「丸い虫だけ出てこい...

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2012.03.22意味を伝えるための瞬き

映画のショットを観察すると、視覚的に引きつける工夫が見える時がある。例えば黒澤明の「七人の侍」では、村に突入した野武士と戦っていた侍が、鉄砲の音を聞いて急ぎそちらに駆けつける場面がある。最初のショット...

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2012.02.21フィジカルな世界への視線入力

東京都写真美術館で2月26日まで第4回恵比寿映像祭が開かれている。主な上演やイベントは屋内だが、エキソニモの《The EyeWalker(ジ・アイウォーカー)》2012という作品は屋外の広場にあり、テ...

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2012.01.31ナチュラル・インタラクション

2011年に話題になったコンシューマ向けデジタル機器の中で、マイクロソフトのキネクト(Kinect for Xbox 360)は一番インパクトがあったものの一つだろう。ゲームプレーヤーの全身を3Dでセ...

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2012.01.06アンビエント・インテリジェンス

アンビエント・インテリジェンス(環境知能)は、生活や仕事の環境の中に、人間の活動に適応していく機能を持たせようとする情報技術である。センサやマイクロプロセッサを身のまわりに組み込むことが現実的になった...

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2011.11.28ストーリーを体験するデザイン

香港理工大学スクール・オブ・デザインは、広告、インテリア、ビジュアル、プロダクトなど香港らしく商業デザインを重視した学校である。その主催で先日、インタラクションデザインの会議があった。香港は中国に返還...

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2011.10.27インフォグラフィクスの効用

今年6月に、原子力発電の情報を視覚化した『インフォグラフィクス 原発』の翻訳が出版された。原著者はドイツ人のグラフィックデザイナーのエステル・ゴンスターラさんで、全ページを黄色とグレーの配色で統一し、...

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2011.09.26ブリコラージュ的なモノづくり

先日、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]でトークイベントに参加する機会があった。ICCはメディアアートの中心的な存在だが、原発事故後の電力不足への配慮から9月まで臨時休館している。そ...

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2011.08.22リアクティブ・ミュージックを作るコミュニティ

クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」は、ライバル企業の後継者の夢の中に潜入して、無意識にその企業を崩壊に導くように仕向けるという映画である。次々に現れる夢の世界を豪華な映像で描いていて視覚...

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2011.07.22「ほどよい難しさ」という軸

最近、暗号について解説する機会があった。まず最初に簡単な暗号を手作業で解読しながら、順を追って解説を加えようと暗号文の題材を配ったのだが、手順の説明を聞いた途端に参加者それぞれが解読作業に没頭してしま...

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2011.06.17Etsyとコラボレーティブ消費

自分で工作や手芸をする人の間で有名なエッツィ(Etsy)というサイトがある。ハンドメイド品とアンティークのオンライン・マーケットプレイスで、家具、アクセサリー、ウェディング関係から音楽用小物まで、いろ...

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2011.05.25ビジュアルプログラミングの効用

コンピュータの画面上で機能単位のブロックを接続して処理の流れを作るスタイルのプログラミングを、一般にビジュアルプログラミングと呼んでいる。ブロックの入出力を線でつないでいく作業は、ちょうど回路の配線を...

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2011.04.20複雑さとデザイン

半年ほど前になるが、認知科学者のノーマン教授が「Living with Complexity」という本を出した。「誰のためのデザイン?」が出てから20年以上経つが、その間にノーマン教授の関心も使いやす...

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2011.03.25プライドを共有する表現

最近、1948年頃の古い映画をいくつか詳しく見る機会があった。一つは「赤い河」という西部劇で、主人公がカウボーイらとともにテキサスから鉄道のあるミズーリまでの長大な距離を牛の大群を率いて売りに行く。だ...

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2011.02.19リアルタイムで作り出す体験

この2月に東京芸術大学で上演されたオペラ「遣唐使」で、映像を制作した関係で準備から上演までを真近に見る機会があった。今回のオペラは邦楽や能を取り入れたり、薬師寺から招いた7人の僧が舞台でお経を唱えるな...

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2011.01.18コンテクスチャル・ナビゲーション

ウィキペディアをiPadで見るためのCooliris Discoverというアプリケーションがある。ウィキペディアのデータを雑誌のようなレイアウトで出してくれるのだが、その表示が洗練されていて美しい。...

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2010.11.22レーザーカッターとパーソナルファブリケーション

最近、レーザーカッターを使って部品を作る機会があり、コンピュータの出力がそのままモノの形になる便利さを実感している。レーザーカッターとは、レーザー光で材料を焼き切る機械で、紙、アクリル、木、革、布など...

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2010.10.20デザインとエモーション2010

今年10月に「デザイン&エモーション」という会議がシカゴで開かれた。通算7回目になるこの会議は、デザインが人間の感情に関わる側面についての研究や情報交換の場として知られている。1999年に第1回がヨー...

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2010.09.18産業エスノグラフィー会議

今年8月に東京で、EPIC (Ethnographic Praxis in Industry Conference)という産業におけるエスノグラフィーの会議があった。各国から合わせて300人以上の参加...

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2010.08.19デザインとメンテナンス

先日、ある機械の修理を依頼することになった。注文生産品でしかも英国のメーカーなので大がかりなことになるかと思っていたのだが、輸入元の会社の社長から迅速にメーカーに連絡を取っていただき、交換部品が最短日...

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2010.07.22これも自分と認めざるをえない展

7月16日から11月3日まで、東京ミッドタウンの21_21デザインサイトで、佐藤雅彦ディレクション「これも自分と認めざるをえない」展が開かれている。現在、様々な場面で個人認証や個人情報に関わることが多...

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2010.06.17経験の記憶へのアクセス

最近、ダニエル・カーネマン(プリンストン大学)の論文や講演記録を見る機会があった。カーネマン教授はもともと心理学者だが、2002年にノーベル経済学賞を受賞している。彼は日々の判断や選択の場面で人間が見...

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2010.05.17コミュニティベースで開拓されるHTML5のインタラクティビティ

HTMLの新バージョンであるHTML5では、従来Flashなどのプラグインでしか扱えなかったインタラクティブなコンテンツをウェブブラウザの機能で直接表示できるようになる。HTML5の規格自体はまだワー...

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2010.04.15SketchFlowでのプロトタイピング

マイクロソフトのユーザインタフェース開発環境Expression Blendが現在のバージョン3になってから、SketchFlowというプロトタイピングツールが含まれている。SketchFlowはイン...

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2010.03.19愛着を維持するパターン

我々は長く使っているモノに愛着を持つようになる。年代物になっても買い替えたくない車や、機能的に優れたものが他にあるのに使い続けているポータルサイトなどは、愛着がある例である。 愛着は経済的、合理的な判...

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2010.02.19データマイニングを通してみる感情

ここ数年でブログが増えたことに伴って、ブログから世の中の傾向を見ようとするデータマイニングが行なわれるようになった。その多くは事件や流行、新製品などに対する人々の反応を集合的に見ようとしている。しかし...

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2010.01.22感情を喚起させる状況

ここ数年前から、製品やサービスのデザインを考える上で感情の側面への関心が高まっている。たとえばデザイン&エモーションという学会のトピックには、健康や福祉などに加えて、生活環境における安心や満足などの感...

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2009.12.14個人を認証するインタフェース

ここ5年ほどの間に、生体認証が着実に日常生活に関わるようになった。ATMでは手のひらや指先の静脈パタンを使った認証が一般化しており、パソコンにログインしたり携帯電話を保護したりするために指紋認証を使う...

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2009.11.10次世代HTMLの進化

現在のHTMLの次世代となるHTML5の仕様案が確定しつつある。正式な勧告になるには2012年頃までかかる見込みだが、実装は先行していて、すでに主要なブラウザでHTML5が部分的に使えるようになってい...

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2009.10.13アナログメディアの信頼感

アルス・エレクトロニカはオーストリアのリンツ市で毎年開かれるメディアアートのフェスティバルである。今年9月にそのフェスティバルを見る機会があったのだが、何より興味深かったのは、そこに出てくる多くの作品...

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2009.09.10ミラーニューロン

相手を見るだけで感情や動作の意図がわかるのは、人間の優れた能力の一つである。目の前に座っている人がコーヒーカップに手を伸ばすのを見ると、コーヒーを飲むという意図を読み取ることができる。そしてコーヒーを...

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2009.08.07布に織り込むユーザインタフェース

この7月にサンディエゴでHCI Internationalという学会に参加する機会があった。これは各国のHCI (Human-Computer Interaction)の学会が連合したもので、11のセ...

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2009.07.10社会性を持ちながら没入できるメディア

最近は博物館などでも、ビデオカメラやプロジェクタなどメディアを使ったインタラクティブな体験ができる空間が多くなった。体験型であれば子どもでも面白さに誘導されて自然に参加できるのが大きなメリットである。...

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2009.06.11インタフェースデザインとウェブサービス

最近人気の高いEverNoteは、ウェブページ、写真、ビデオ、テキストなどをスクラップのように保存するアプリケーションである。 インストールするとブラウザにボタンが組み込まれ、ウェブページの選択箇所を...

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2009.05.12体験を強化する演出力

先日横浜で、開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」の開幕にあたり、ラ・マシン(La Machine)のパフォーマンスがあった。ラ・マシンはフランス・ ナント市の工房で劇場や野外のための大規...

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2009.04.15JavaScriptの潜在力

最近、ウェブのユーザ・インタフェースが使いやすくなったと思うことが多くないだろうか。例えば日付の入力フォームをクリックすると、 ページの上にカレンダーが出てくる。マウスクリックで日付を入力できるので...

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2009.03.10オーガニック・ユーザ・インタフェース

現在、コンピュータのユーザ・インタフェースがハードウェアの側から変化しようとしている。 有機ELディスプレイやフィルム状の基板などにより、ディスプレイを薄く透明にしたり曲面に合わせて曲げることが可能に...

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2009.02.10集合知を作り出すためのインタフェース

Windows用のApple iTunesユーザに人気のあるVoralent Invidi(ヴォラーレン・インヴィディ) というツールがある。iTunesと連動して、現在再生中のCDのジャケット写真(...

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2009.01.14自作文化と交流の場

先日Make Magazineの東京ミーティングに行く機会があった。Make Magazineは電子工作など自作好きの人のための雑誌で、3年前に英語版から始まり現在は日本語版も逐次出ている。 出版はコ...

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2008.12.11環境知能

少し前のことになるが、2006年にNTTコミュニケーション科学基礎研究所の外村佳伸氏、前田英作氏らが「環境知能シンポジウム」 を開催した。環境知能とは、情報通信技術が我々の生活環境のなかに密接に入り込...

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2008.11.10デザインとエモーション

先日、デザインとエモーションという会議に参加する機会があった。主催はオランダのデルフト工科大学を中心とするグループで、 1999年から約1年おきに同会議を開いて今年で第6回になる。開催地の香港にはヨー...

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2008.10.10Atom出版プロトコル

Atom出版プロトコル(Atom Publishing Protocol/略称AtomPub)とは、 ウェブ上でブログやカレンダーなどを公開するサービスに対して、利用者側のプログラムからデータの取得、...

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2008.09.10技術を意識させないインタフェース

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC](東京・初台)で、ICCキッズ・プログラム「君の身体を変換してみよ展」 が2008年7月12日から8月31日まで開かれた。東京芸術大学大学院映像研究...

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2008.08.11物理エンジンと機械的な動きのアニメーション

車がバウンドしながら走り抜けたり、積み上げた荷物に突っ込んで中身が飛び散ったりというように、 ゲームの中で物がリアルに動く様子を作り出す役割をしているのは物理シミュレーションエンジン(物理エンジン)で...

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2008.07.11携帯端末の加速度センサによる知能化

最近アップルのiPhone 3Gが話題だが、世界共通のプラットホームということに加えて、 そのプラットホームがモバイル環境でのブラウザやゲーム端末としても新しい使い方が開拓されそうで興味深い。 特に加...

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2008.06.10画像認識の進歩と拡張現実

ここ数年、カメラの画像から情報を取り出す画像認識技術の実用化が進んでいる。 ご存じのようにすでに顔認識技術はチップ化されてコンパクトカメラにも組み込まれている。 このようなカメラを使ってみると顔認識が...

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2008.05.13聞くための技術

設計工学の分野で活躍されている福田収一氏(スタンフォード大学コンサルティング教授)は以前から、話すための技術(speak technology)と聞くための技術(listen technology)と...

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2008.04.10自然言語処理による評判と意見の分析

最近、ブログに基づく評判分析をよく見かけるようになった。 ブログのホスティングをしているgoo、Yahoo! JAPAN、BIGLOBE、 などが評判分析の機能を提供している他、Ni...

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2008.03.12Linuxにもユーザ・エクスペリエンスの波

最近、デスクトップ向けを意識したLinuxであるUbuntu(ウブンツ、アフリカの言葉で思いやりや擁護を意味する) の人気が高い。 もともとLinuxはいろいろなディストリビュ...

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2008.02.12デスクトップ・アプリケーションの進化

これまでオンラインショッピングのサイトを見たり、ネットオークションの動きをチェックしたりというときには、 まずウェブブラウザを開いて、そこから目的のサイトに行くという手順が当たり前だった。 ところがこ...

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2008.01.10子どものためのペルソナデザイン

ペルソナとは、ユーザ調査の結果を仮想的な人物像として集約し、製品やサービスの開発に関わる人々の中で共有するデザイン手法である。 もともとパーソナルコンピュータの黎明期にアラン・クーパーがユーザ中心のソ...

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2007.12.10集合知がつくるマッピングデータ

今年はソーシャルネットワーキングやコミュニティサイトが何かと話題になった。 すでにユーザ数が1000万人を超えているといわれるmixiの発展に加えて、Second LifeやFacebookなど米国の...

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2007.11.16展示を通したユーザ観察

現在、森美術館(東京・六本木)で開催中の六本木クロッシング2007で、「計算の庭」 という作品を東京芸術大学の佐藤雅彦教授と共同で展示している。佐藤氏はご存知の方も多いと思うが、電通時代にCMプランナ...

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2007.10.10接続グラフのレイアウト

接続グラフは電子部品の配線図や地下鉄の路線図、そしてソーシャルネットワーキングの関連図まで、 要素のつながり方を表す必要のあるところで使われている。この場合のグラフは棒グラフや円グラフとは違って、関連...

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2007.09.11「不都合な真実」に見る説明の方法

遅ればせながら最近、映画の「不都合な真実」を見た。登場するのはクリントン政権で副大統領だったアル・ゴア氏で、 地球温暖化の影響が世界各地で現れている事実を伝えている。映画自体は彼の講演場面を中心に、 ...

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2007.08.10GoogleマップとGoogleアースの影響力

地図と衛星写真を使ったGoogleマップとGoogleアースは、 いまインターネットで提供されている画像サービスの中でも最も大規模で印象的なものだろう。 人工衛星の視点で上空からのリアルな地球を眺める...

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2007.07.12エンドユーザの身近になったXML

日常さまざまなアプリケーションを使いこなしている人でも、 XMLと聞くとデータのフォーマットという以上にこれまで意識することもなかったのではと思う。しかし最近では、 アプリケーション間の連携やデータの...

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2007.06.11RFID技術とデザインの可能性

最近、ある展示物を作るためにRFIDを使った実験をしていた。RFID(Radio Frequency Identification)は無線でICタグのデータを読み書きする技術である。 無線を中心とした...

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2007.05.10バング&オルフセンのデザイン技術

最近、デンマークの映像音響メーカーであるバング&オルフセン(B&O)を見て回り、 また同社とユーザリサーチの共同研究をしている大学研究者らと会う機会があった。B&Oの製品では、 床から鉛筆が立ち上がっ...

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2007.04.10ペルソナ・デザインをリードする人材の必要性

「ペルソナ戦略」(ダイヤモンド社)が2007年3月に出版された。原書のThe Persona Lifecycle (Morgan Kaufmann)は700ページを超える上に全ページカラーでデザイン関...

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2007.03.16ソフトウエアに引き継がれるパターン・ランゲージ

ユーザ・インタフェースの文脈でデザイン・パターンの話題が出ることが最近何度かあった。デザイン・パターンとは、有用性が認められた型を集めてデザインの手引きにしようとするものである。ここで有用性があるかど...

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2007.02.15ペルソナデザインに物語論は役に立つか

ユーザリサーチに基づいて組み立てられた仮想的なペルソナの行動シナリオは、一種の物語である。このシナリオは実際の調査データに基づいているので、自在な想像力で展開するフィクション小説とは違う。しかし実際の...

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2007.01.15近代化現象としてのWeb2.0

TIME誌が2006年末に選んだパーソン・オブ・ザ・イヤーは「You(あなた)」だった。この号の表紙のYouTube風の画面は鏡になっていて、手に取ると自分が映っているという趣向も面白い。だがもちろん...

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2006.12.15視覚要素からの検索技術

最近、画像認識技術を利用した検索サービスLike.comが試験的に公開された。このサービスでは、自分が注目している商品の写っている写真を入力すると、それに似た商品をオンラインショッピングのサイトから自...

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2006.11.16YouTubeが支えるクリエイティブパワー

2006年に一番話題になったネットサービスはおそらく、ビデオ投稿サイトのYouTube(ユーチューブ)だろう。普段テレビを見なくても気になるニュースだけはYouTubeで見るとか、気になっていたCMを...

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2006.10.16アンビエント・ファインダビリティ

コンピュータ関係の書籍を多数出版しているオライリー・メディア社は、インターネットバブル以降のウェブの変化を捉えたWeb2.0という言葉を世に広めたことでも知られる。Web2.0は現在進行形の変化であり...

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2006.09.15情報デザインの新しい基盤技術

サイトの訪問者のナビゲーションやカタログのデザインなど、何らかの情報を効果的に伝え、有効に活用する支援をしようとするのが情報デザインである。これに近い言葉に視覚化(ビジュアリゼーション)があるが、視覚...

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2006.08.15ハードウエアによるスケッチング

ユビキタス・コンピューティングは、センサやコンピュータを身の回りに組み込み、意識することなく環境から情報を収集したり、状況に応じて情報の出し方を変えられる環境を作ろうとするものである。そしてユビキタス...

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2006.07.15GPSによる軌跡の記録

GPS(Global Positioning System)を使って自分の記録をつけることを楽しむ人が増えている。例えばハイキングのときに歩いた道をGPS端末で記録しておいて、後から地図上で表示するよ...

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2006.06.15ベンディングにみる自在さの文化

電子楽器や音の出るおもちゃを改造して全く違った音にしてしまうことをサーキット・ベンディング(circuit bending)という。例えばおもちゃの電子ピアノを分解して、キーボードの裏側についているI...

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2006.05.15ユーザリサーチと物語性

商品やサービスの開発のためのユーザリサーチで、分析結果を分かりやすく説明する一つの方法は、ユーザの人物像(ペルソナ)を描くことである。ペルソナには製品やサービスを使う場面をはじめ、使用に至るまでの動機...

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2006.04.153Dモデルを文書に組み込む

最近Adobe Readerをバージョンアップされた方は、3次元の表示機能が追加されているのに気づかれたと思う。3Dモデルが埋め込まれている箇所には、移動や回転など3D用のメニューが表示される。機械の...

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2006.03.15ユーザが積極的な意味を見出せる経験

ユーザビリティーや付加サービスを洗練させ、ユーザ・エクスペリエンスを向上させていくことの重要さは、すでに多様な製品が実証している。趣味性の強い分野はもとより、食品や健康など生活の基本的な分野でも、たと...

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2006.02.15スクリプト言語の楽しさ

ここ数年、プログラミングの世界ではスクリプト言語が大きな割合を占めるようになった。直接システム開発に関わっていなくても、JavaScript, Perl, PHP, Python, Rubyなどを耳に...

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2006.01.16アニメスタジオで考える人材養成

最近、2つのアニメ制作スタジオを訪問する機会があった。いずれのスタジオも素晴らしい作品を出していて、その製作現場を拝見することは興味深かった。しかしもっと参考になったのは、それぞれのスタジオで伺った人...

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2005.12.15チキン・リトルに思うストーリーづくり

チキン・リトル(Chicken Little)はウォルト・ディズニー・ピクチャーズ社が初めて単独で製作したCGアニメーション映画である。11月上旬に劇場公開された週にフロリダのディズニーワールド周辺に...

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2005.11.15カジュアルゲームに見る演出

9月15日に東京大学ゲーム研究プロジェクトと国際ゲーム開発者協会(IGDA)日本支部の招きで、エリック・ジマーマン(Eric Zimmerman)の講演会があった。東京ゲームショウ2005の前夜であり...

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2005.10.14RSS/Atom配信の展開

先日、「SEOは半数が実施、RSSの活用はこれから」という企業Webサイト活用実態調査の結果を見た(日経BPコンサルティング05/08/26)。SEOはサーチエンジン最適化、RSSはウェブサイトの要約...

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2005.09.15ポッドキャスティング:モバイルと共有からの展開

日本でオープンしたアップルのiTunesミュージック・ストアが最初の4日間で100万曲を販売したことは、経済紙などでも大きなニュースになった。これまでアメリカのクレジットカードでも持っていない限りスト...

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2005.08.15コミュニケーション・ゲーム

「汝は人狼(じんろう)なりや?」というゲームをお聞きになったことがあるだろうか?もともとカードゲームだったものがオンラインになり、現在Web上にいくつもサーバが動いている。簡単なルールを読んで過去の対...

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2005.07.15演出のパッケージ化

ライブドアのニッポン放送買収劇では、改めて日本での放送と通信の融合がクローズアップされた。放送は電波という公共性の高いインフラを使っているため、ネットワークよりも個人への焦点を当てたビジネスへの進出が...

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2005.06.15メタデータを充実させる

デジタル写真や文書などのファイルには、メタデータという情報が埋め込まれているのをご存知だろうか?試しにデジタルカメラで撮った写真をAdobe Photoshopで開き、ファイルメニューからファイル情報...

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2005.05.16インタラクションの未来形

CHI(Computer-Human Interaction)カンファレンスはインタラクション技術の会議で、今年は4月はじめにオレゴン州ポートランドで開かれた。コンピュータとのやり取りを通して、人間に...

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2005.04.15テキストマイニングの役割

顧客サポートのデータベースから有用な情報を取り出したい、アンケート結果の分析を自動化したいなど、言葉で蓄積された情報をビジネスの資源として活かすニーズは強い。そしてテキストマイニングがそのために有効な...

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2005.03.15個人の視点で空間を案内する

景観や街並み、展示空間などを紹介する仮想ツアーを作りたいが、3次元モデルでは大がかりになってしまうので手軽に編集できる方法にしたい。今回はそのような目的のためのフォトウォーカー(PhotoWalker...

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2005.02.15ペーパー・プロトタイピング

ペーパー・プロトタイピングという手法をご存知だろうか?ウェブサイトなどをデザインするときに、早い段階から紙で画面のプロトタイプを作りテストする方法のことである。 ペーパー・プロトタイピングでは、ウェブ...

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2005.01.14ピクサーの強みを支えるデザイン

ピクサー・アニメーション・スタジオは「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」など、新作ごとに先進的なCG技術を披露して世の中をあっと言わせてきた。この冬...

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2004.11.30関係づけることの自動化:セマンティック・ウェブ

11月7日から5日間、瀬戸内海に臨む広島市宇品のホテルで第3回セマンティック・ウェブ国際会議が開かれた。参加数500人は単一テーマの学術会議としては大変多く、この分野の関心の高さを示している。 御存知...

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2004.11.01ユーザビリティをプロジェクトの目的に組み込む

FlashやDreamweaverなどで知られるマクロメディア社は昨年、新しい製品シリーズMX2004のリリースにあわせて自社のサイトを大規模に作り変えた。Webパブリッシングの最前線にいる企業が自社...

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2004.09.30製品開発マネジメントにつなげるユーザリサーチ

同じコンテンツをウェブと印刷の両方で使えるようにデザインする作業を、現場のデザイナーはどうこなしているのか?アドビシステムズ社のユーザリサーチマネジャーであるシェリル・エーリヒに与えられた課題は、クロ...

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